関節は関節包と呼ばれる袋に包まれています。この袋の中で関節は動くわけですが、この動きを関節包内運動と言い、通常は2つに分類されています。これらの2つは正常な関節運動にはなくてはならない重要な要素です。
1. 骨の運動に伴って起こる運動で構成運動といわれます。
2. もう1つは骨の運動と関係なく起こる動きで副運動といわれます。
これは、関節が、動く範囲の限界まで動く運動と、他動的に関節面が動く、離解や滑りと呼ばれるものです。 この動きを関節の遊びとも言います。
人には、関節が、200から360ありその関節の内部で滑り、回旋、回転と言う運動が上手く合わさって様々に動いています。ところが何かの原因でこの運動がうまくいかなくなります。
関節包内における関節面の運動に障害が生じた場合に、手や足や体幹(頸、背中、腰など)に痛みを起こします。関節包内運動の機能的障害は関節機能異常と呼ばれ、これは関節自体には何ら異常がないのに、痛みがある状態で、手や足、体幹の痛みが出ます。
これらの症状に対しては、投薬や外科的手術によっては回復を得られず、運動療法のみが治療手段となります。
多くの整形外科的疼痛、シビレの原因の関節包内運動の異常で、原因となる関節を正常な状態のスムーズな動きに戻す手技療法が、AKAやJSAです。
JSA協会会長の田口幸三郎先生に教えを請い、現在も技術習得に日々努力しております。
手技は、非常に短時間で力を要さず、軽く手で行い殆んど痛みがありません。